メンタルサポートセンターでは、心理やコミュニケーションに重点を置いた人材育成コンサルティングを行っております。企業や団体にとっての真の「人財」とは何かを見直してみませんか?

 

人材育成のカギ

 

長く果てしなく続く低成長時代を組織が生き抜くには、アウトソーシングに頼り切らないためのより良い人材の存在が欠かせません。使い捨ての人事では組織内 にナレッジベースが蓄積しないからです。 しかし、現代社会を取り巻く環境は、若年就業者の職場定着率の低下、管理職者と一般就業者間に存在する組織感覚 (又は働き方)のズレ、業績不振による低賃金が招く優良人材確保の難しさなど、思うようにならないことが現実問題として存在しています。

新人社員研修、社会人スキルアップ講座、人材育成担当者向け研修、各種自己啓発セミナーなど、人材育成に関わる取り組みはこれまでにも行われてきておりますが、果たして本当に事業所が必要としている人材が育っているのかという疑問は拭えません。

そこで当法人では目先を変え、「サーバントリーダーシップ」に着目しました。組織全体で同様の教育を行う事で、職場全体のモチベーションの向上が図れることがこの実践哲学の利点です。

企業研修などを実施する際には、この奉仕型(サーバント)リーダーシップを意識したカリキュラムを事業所様にご提案・導入させていただき、従来とは逆の発想をもって職場環境の向上・改善に役立てていただいております。

 

 

献身的に奉仕する精神が組織を導く

 

 

「人に献身的に尽くしたい」などという言葉はきれいごとに聞こえて、そのような事を考えるのはごく一部の人間だけだと感じる人が多くいますが、はたして本当にそうでしょうか?

記憶に新しいところでは、2011年の3.11東日本大震災の際、日本中の人が「自分も何か被災された方々の役に立ちたい」と思い「自分に何ができるだろうか」と自身に問うたはずです。国内のみならず海外の多くの人々もそう思ってくれました。

なぜなら「人の役に立ちたい」「人に尽くしたい」という気持ちは人間根本的に持っている感情であり、心だからです。

本来リーダーシップは、組織のトップや管理職だけに限定されるものではありません。どのような立場であってもリーダーシップは発揮できます。

例えば、子ども達が集まっている中で、誰かが「次○○して遊ぼう!」と言ってみんなが「やろう!」と同意して遊び始めたとします。その場合その子どもは、リーダーシップを発揮できたと言えます。

反対に管理職であっても、リーダーシップを発揮していない人もいます。リーダーシップとは本来、肩書きや立場とは無関係なのです。

今回の震災においても、各地で無名の人たちが、リーダーシップを発揮しました。政府や行政関係者だけではなく、原発で決死の覚悟で取り組んでくれた現場の 作業員の方々、被災地で救出活動に携わった人たち、津波から住民を守ろうと懸命に活動した消防団の人たち、避難所でボランティア活動をした人たち... 彼らはいずれもサーバントリーダーであったといえます。

そして、こうした感情をもった被災地以外の多くの人の心に、サーバント(奉仕型)リーダーシップが芽生えたのです。

「献身的に奉仕する精神」が組織(この場合は地域や国)を絶望の底から立ち上がるための原動力となった究極的な例だといえるのではないでしょうか。

サーバントリーダーシップとは

 

職場やプロジェクトのメンバーを支援して、目標達成に導く、奉仕型のリーダーシップ。ビジョンを提示したうえで、コミュニケーションや信頼関係の構築を重視する。

サーバントリーダーシップは、ロバート・グリーフ(1904~1990)が提唱した「リーダーである人は相手に感謝し、その後相手を導くものである」という実践哲学です。

従来型の「リーダーの下に部下がいる」という発想を逆転させ、「部下を支えるためにリーダーは存在する」という考え方をもとにし、上司は部下の自主性を尊重し、部下の成功や成長に奉仕する行動を実践します。

結果として信頼関係が育まれ、コミュニケーションが円滑になります。組織全体が同じビジョンや目標を共有化できていれば、上司が組織を導くのではなく、一人ひとりが能動的に組織を導いていく構図になり、目標達成が実現できると考えられています。

このことを踏まえ、私たちメンタルサポートセンターが担う役割の一環として、組織にとって底上げとなるサーバントリーダー(またはその精神を持っている就業者)を一人でも多く育成することが急務であると考えます。